Article

TDnetとは

東京証券取引所が運営する、
上場会社の適時開示情報伝達システム

TDnetとは

TDnet(Timely Disclosure network/適時開示情報伝達システム)は、株式会社東京証券取引所(東証)が運営する、上場会社の適時開示情報を投資家へ公平・迅速に伝達するためのシステムです。

決算短信、業績予想修正、新株発行、M&Aなど、株価に重要な影響を与える企業情報がリアルタイムで公開されており、機関投資家・個人投資家を問わず誰でも同じ情報に同じタイミングでアクセスできる環境を支えています。

運営と目的

  • 運営:株式会社東京証券取引所(日本取引所グループ)
  • 運用開始:2003年4月
  • 目的:上場会社の重要情報を、すべての投資家へ同時・無償で提供し、情報格差をなくして公正な市場形成を支えること

東京証券取引所は有価証券上場規程により、上場会社に対して投資判断に重要な影響を及ぼす事実が発生した場合、速やかに情報を開示することを義務付けています。TDnetはこの「適時開示義務」を実効化するための情報インフラです。

開示される主な情報

決算情報

  • 決算短信(通期・四半期)
  • 業績予想の修正
  • 配当予想の修正
  • 自己株式の取得・処分

重要な経営事象

  • 合併、株式交換、株式移転
  • 子会社・関連会社の異動
  • 業務提携、資本提携
  • 株式分割、株式併合
  • 新株発行、第三者割当増資

経営・ガバナンス

  • 代表者異動、組織再編
  • 主要株主の異動
  • 訴訟・係争事案
  • 災害・事故等の発生と影響
  • コーポレート・ガバナンスに関する報告書

TDnetの特徴

  1. リアルタイム性:開示情報はTDnet公開と同時に投資家へ伝達されます。
  2. 公平性:機関投資家・個人投資家を問わず、誰でも同じ情報を同じタイミングで取得できます。
  3. 法的裏付け:上場規程による義務付けに基づき、虚偽・遅延に対しては取引所による処分対象となります。
  4. 網羅性:東証だけでなく、名古屋・札幌・福岡証券取引所と統合されており、日本国内の上場会社の適時開示が一元化されています。

投資家にとっての重要性

TDnetの情報は、株価形成に直結する一次情報です。決算短信や業績修正は発表直後に株価が大きく動くことが多く、開示直後の数分間は「初動」と呼ばれ、相場参加者が最も注目する時間帯です。

プロの投資家はこの初動を捉えるためにTDnetを常時監視しています。一方、個人投資家・兼業投資家にとって、1日数百件にのぼる開示すべてを追いかけることは現実的ではありません。重要な開示を見逃さない仕組みが投資成果を大きく左右します。

TDnetの確認方法

  1. TDnet公式サイト:誰でも無償で閲覧可能(過去31日分の開示情報を掲載)。
  2. 証券会社・情報ベンダーのアプリ・サービス:銘柄ごとの開示通知や絞り込み機能を提供。
  3. 株ニューのような自動収集・要約サービス:登録した銘柄の開示のみを抽出し、AIによる要約付きで通知。

株ニューでのTDnet活用

株ニューは、TDnetからの開示情報を最短5分以内のポーリング間隔で取得し、AIによる3行要約株価への影響度(大・中・小)の判定を付与して、登録銘柄に関する開示のみをLINE・メールで通知します。

日中相場を監視できない兼業投資家でも、重要な開示を見逃さず、要点を素早く把握できます。元外資系機関投資家が監修した独自アルゴリズムにより、影響度判定の精度を高めています。

出典・参考(一次情報)

※ 外部サイトのURLは執筆時点のもので、リンク切れが生じる場合があります。

執筆者

袴田 格

袴田 格Hakamada Itaru

エイジラボ株式会社 代表 / 株ニュー編集長

メガバンクを経て外資系資産運用会社にてバイサイドアナリストとして勤務。決算短信・適時開示・海外ニュースを毎日大量に読み込み、機関投資家向けに投資判断を提供してきた経験を持つ。証券アナリスト試験(筆記)合格

「いかに早く、重要な情報だけを抽出できるか」という機関投資家の視点を、AI技術で個人投資家にも届けるべく株ニューを運営。

元メガバンク元外資系運用会社アナリスト証券アナリスト試験 筆記合格

TDnet開示をAI要約で受け取る

登録した銘柄の適時開示だけを、
3行要約付きでLINE・メールに通知。

無料で始める